今まで営業職しか経験していませんでしたが、昔から機械いじりが好きでした。これを仕事にしたいと思い転職を決断。「機械修理の経験を問わず、資格の必要も無い」と謳っている採用情報は数少なく、やはり経験者が優先される職種ですが、その中に有光工業を見つけました。しかも当時で既に創立83年。歴史ある企業が経験や資格を持ち合わせていない人を育てようとしている事に大変感銘を受け、迷わず応募しました。
■ ある日のスケジュール | |
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9:00 | 修理依頼のチェック、出張修理の打合せ |
10:00 | 温水洗浄機のオーバー ホール |
12:00 | 昼食 |
13:00 | 食品工場へ出張修理 |
16:00 | 帰社後、修理報告書作成 |
17:00 | 修理見積り作成等、事務 作業 |
17:30 | 今後の修理予定を上司と 相談 |
18:00 | 退社 |
修理機を点検していく際、試運転の段階で異常がみられたら、ある程度までの故障箇所や故障原因を推測します。その後分解していきますが、その過程で推測通りの故障状況が判明した時は肩を撫で下ろします。当然、推測とは異なった状況もあり、中には故障原因が判らない場合も数多くあります。様々なケースの中から理論と経験を基に、修理機を復旧していくまでの過程が非常に面白いです。
全ての商品や製品を完璧に整備できるようになる事が夢と思っていましたが、これはあくまでも目標。今まで取外しや組込が困難だった作業がとても簡単にできるようになる、そんな特殊な工具を創り出す事ができれば嬉しいです。
そして、それらを含めた自分の知識や経験を後輩に伝え、それを彼らが更に改良し、更に彼らの後輩に伝える事を繰り返していく。これが私の夢です。
入社後、「修理の経験が全くない事が、逆に抵抗なく技術や知識を覚えられるから、意外と早く上達するよ」と上司から聞きました。確かにその通りだと思います。技術力・知識量が無い場合、身に付けるために日々ひたすら努力しようとします。その結果、ある日ふと気付くと様々な技術や知識を体得していた経験が皆さんにもあると思います。5年後、10年後の自分の夢を描きながら、それに向けてがむしゃらに今を頑張ってください。そうすればある日、ふと気付くと・・・!?